「アパートのベランダに、ハチの巣ができました」
Q.

ゼブラ姉さん、こんにちは。
僕は今年で3歳になる、オスの猫です。
40代独身の男性のペットとして飼われ、2年が過ぎようとしています。
かいぬしさまの部屋にはベランダがあり、 僕はよくそこでひなたぼっこをしています。

しかしつい先日、ベランダの近くの木に、大きめのハチが巣を作り始めました。
だんだん、巣も大きくなり、 住民の皆さんが危険だということで、きのう、駆除がおこなわれました。

今では、巣を失ったハチさんたちが、木の近くを飛びまわり、 巣が無くなったことに、ショックを隠せないようです。
住民の皆さんは、「やっと安心して、洗濯を干せるようになった」と喜んでいますが、 僕はほんとうは、ハチさんたちがかわいそうでなりません。
ハチさんたちには本来、巣を作るべき場所があったはずです。
そして、その場所を破壊してしまったのは、まぎれも無く人間たちです。
立ち退くべきなのは、人間たちのほうなのではないでしょうか?

こういったことをかいぬしさまに、大きな声で伝えたいのですが、 にゃーしか言えないこともあり、想いを伝えることができません。

ゼブラ姉さん、いったいどうすればいいでしょうか?

ペンネーム:うがい大好き さん

A.

あら、今日のおはがきはネコさんからね。
ネコといえばあれよね、イヌ系女子?ネコ系女子?っていうあれよ。
私はネコ系よ、ウマ目ウマ科ウマ属ネコ系?
いやいや、ネコはつんとしてるって?
かわいげがないって?

違うのよ。そういう男子はネコのゴロニャンっぷりをしらないのよ。
すごいわよ~。ゼブラ姉さんは特にすごいわよ~。
ニャンデレってやつね。ニャンデレ~♪
えっと、何についてのご相談だったかしら?
姉さんのチャームポイントについてだっけ?違う?わかってるって冗談よ冗談。
もう、ごじょうだ~ん♪

ハチよね、ハチ。姉さんしっかり覚えてるわ。
ハチがかわいそう?共存したい?
ホントにそうなのかしら。ハチさんは案外喜んでるかもよ。
女王バチにこき使われなくよくなったんだから。
みんながマゾだって思ったら大間違いよ。
いいこと、ハチさんには、すばらしい羽があるのよ。
巣に縛られる必要ないわ!自由満喫、フライあるのみ!
問題なのはむしろ、ハチさんではなくて、おはがきをくれたあなたかもしれないわね。

外でもなく、イエの中でもない、ベランダというゼブラゾーンで、外ばかりみつめているアナタ!
あなたにはハネはないかもしれないけど、その鋭いツメがあるじゃない!
あなたのその爪は何のためにあるの?あなたのその牙は何のためにあるの?
安心していられる巣をコワシテほしいと思っているのはあなた自身なんじゃない?
かわれたままでホントにシアワセ?

もし、少しでも変わりたいとおもったのなら…
いつでもサバンナにいらっしゃい。ゼブラ姉さんが変えてあげる。
あなたをライオンに変えてあげるわ!